皆様の地域では、大寒波の影響はどうでしたでしょうか?
雪や寒さで大変な思いをされた方も多いのではないでしょうか。心よりお見舞い申し上げます。
冷え込む日々はまだ続きますので、どうぞご自愛くださいね。

さて、1/15は小正月(こしょうがつ)です。
旧暦では「新月から次の新月まで」が1か月とされていましたが、それよりも前、旧暦が導入される前は「満月から次の満月まで」を1か月としていました。
そのため、旧暦が導入されたことでお正月の時期も半月ずれることになりましたが、元々のお正月に当たる日も「小正月」と呼び、様々な行事を行ったと言われています。
昔は小正月までが松の内で、この日まで門松などを飾ったのだとか。
(現在でも小正月までを松の内とする地域があります)

通常のお正月が年神様をお迎えする行事であることに対し、小正月は農業や家庭にまつわる行事が多くあります。

代表的なのは左義長(どんど焼き)ですね。
正月飾りや書初めを燃やす行事で、全国各地の神社や田んぼなどでよく行われています。
煙が昇っていくのに乗って年神様が天へ帰って行かれると言われており、その火で焼いた団子や餅を食べるとよいとされています。

また、邪気を払い無病息災を願って小豆粥を食べる風習もあります。
旧暦では満月の日にあたるため、望月にかけて「望粥」と呼んでお餅を入れることもあるそうです。

左義長はこのコロナ禍で行われない地域もあるようですが、小豆粥ならそこまでハードルも高くないような気がしますね。
それぞれの思いで2021年を迎えられたことでしょうが、ご自身とご家族の健康を願って、日本のよき伝統を可能な範囲で取り入れてみてはいかがですか?