3月になりましたね。
激動の2020年度も、今月でラストです!

3/5からは、二十四節気*「啓蟄」です。

「啓蟄」…春のうららかな陽の光に誘われ、土の中で冬ごもりしていた生き物が目覚め、地上に出てくる頃です。

朝晩は冷えますが、日中は暖かい日が多くなりました。
草花が息を吹き返し、色とりどりの花が咲き始め、瑞々しい季節への移ろいを感じますよね。

地域によってはウグイスの初音(はつね)が聞こえる時期です。
「初音」とはその漢字の通り、その年・その季節の最初の鳴き声のこと。
ウグイスは別名「春告鳥(はるつげどり)」と呼ばれ、ウグイスの初音は古来より春の訪れを知らせる役目がありました。
夏のホトトギス、秋のガンも同様にその初音が季節を告げるものとされています。

ちなみに、ウグイスは繁殖期(春~夏)に、オスのみが「ホーホケキョ」と鳴くのをご存知でしょうか?
また、同じ「ホーホケキョ」でもトーンが低い時は警戒の意味、高い時はメスへの求愛の意味合い、と使い分けまでされているそうです。
そして繁殖期を過ぎると、「チャッチャッ」という鳴き声に変わるんだとか。
鳴き声のバリエーションが豊富で、非常に面白いですね。

3月のスタートは全国的に春の嵐になる見込み、だそう。
皆様、くれぐれもお気をつけてお過ごしくださいね。

*…二十四節気とは?
二十四節気とは季節を表すために用いる言葉です。
旧暦で時間が進んでいた時代、旧暦は年ごとに季節と月日がずれてしまうことがあり、農作業など季節を把握しながら進める作業には適さない場面もありました。
そこで太陽の動きをもとに1年を24等分した二十四節気が中国で生まれ、日本でも取り入れられたのが始まりと言われています。