明日1/20からは、二十四節気*「大寒」です。

「大寒」…一年で最も寒さが厳しい頃。二十四節気の最後で、大寒の最終日が「節分」です。小寒と大寒を合わせた三十日間のことを「寒の内」と呼びます。

冬の季節も大詰め。最近は本当に耐えがたい寒さですよね…。
今年は大寒波も訪れ、雪に苦しむ地域も多く、心が痛みます。

しかし、少しずつですが着実に、春の足音はこちらへと近づいています。

春を感じられるお野菜も出回り始めました。
菜の花やフキノトウのほろ苦さが、季節が移り変わり始めたことを告げているようにも感じます。

ちなみに、「蕗(ふき)」と「フキノトウ」は同じ植物だということをご存知でしょうか?
蕗として食べているのは葉の付け根、葉と茎をつないでいる葉柄(ようへい)の部分です。
長いので茎と思われがちですが、実際は葉の一部にあたります。
そしてフキノトウと呼ばれているのは、蕗の花の蕾です。
旬は開花前のつぼみの時期。ちょうど今くらいという訳です。

寒さは、春が来る直前に一番厳しくなります。
また、「夜明け前の空が一番暗い」とも言われています。
現在の世界の大変な状況と、重ね合わせずにはいられない心情です。
この”長い冬”が明けたら、皆様に光と恵み溢れる”穏やかな春”が訪れることを、心より願ってやみません。

もう少し寒い日が続きますので、皆様どうぞご自愛ください。

*…二十四節気とは?
二十四節気とは季節を表すために用いる言葉です。
旧暦で時間が進んでいた時代、旧暦は年ごとに季節と月日がずれてしまうことがあり、農作業など季節を把握しながら進める作業には適さない場面もありました。
そこで太陽の動きをもとに1年を24等分した二十四節気が中国で生まれ、日本でも取り入れられたのが始まりと言われています。