本日は節分ですね。
それぞれのご家庭で、行事を楽しまれることかと思います。

そして明日2/3からは、二十四節気*「立春」です。

「立春」…暦の上で春が始まり、少しずつ季節の移り変わりの兆しが見える頃。二十四節気はこの立春から始まります。

旧暦では、1年の始まりは立春からとされていました。
節分や八十八夜などの雑節はこの立春を起点として定められています。

地域にもよりますが、寒さが和らぎ過ごしやすい日も少しずつ出てきたように思います。
(といっても、まだまだ寒いですが…)

梅の花とメジロの愛らしい組み合わせが拝めるのはこの季節ならではですね。

梅の花は、桜に先駆けてまだ寒さ厳しい時期から花を咲かせ始めます。
詠まれている和歌の数の多さからも、古来より日本人に深く愛されてきたことがうかがえます。
現在の元号「令和」は、万葉集の「梅花の歌32首」の序文(歌が詠まれた状況を説明した文)から文字を取られたことでも話題になりましたね。

春を告げる鳥としてはウグイスがあげられますが、鳴き声は聞こえても実際は藪の中に隠れていることがほとんど。
その代わり、ウグイスによく似ており、かつウグイスよりもひときわ鮮やかな緑色をしたメジロが、花の蜜を吸いに梅によって来る姿をよく見かけます。
日本の初春を彩る美しい光景の代表格となっているように思います。
春が待ち遠しいですね。

とはいえ、まだまだ寒い季節も続きますし、日々の気温差も気になりだしてきました。
三寒四温の季節柄、体調にお気をつけてお過ごしください。

*…二十四節気とは?
二十四節気とは季節を表すために用いる言葉です。
旧暦で時間が進んでいた時代、旧暦は年ごとに季節と月日がずれてしまうことがあり、農作業など季節を把握しながら進める作業には適さない場面もありました。
そこで太陽の動きをもとに1年を24等分した二十四節気が中国で生まれ、日本でも取り入れられたのが始まりと言われています。