もうすぐ節分ですね。

至るところで話題になっていますが、今年の節分は2/2です。

もともと「節分」という言葉は、季節の始まりである立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれの前日を指すものでした。
このうち立春の前日だけが残って現在の節分となったと言われています。
旧暦では1年が春から始まり、立春は正月と同じくらい大事な日だったからなのでしょうね。

立春の前日=二十四節気・大寒の最終日に当たる訳ですが、そもそも二十四節気は太陽の動きをもとに1年を24等分したものなので、年によってほんの少しのズレが生じることもあります。
このことから、今年の節分は1897(明治30)年以来、実に124年ぶりに2/2となります。

豆まきを行うご家庭も多いと思います。
魔を滅する(魔滅=まめ)という語呂合わせもあり、豆には霊力が宿るとされ、まくことで”鬼”に象徴される邪気や冬の寒気を祓うことができると言われています。
以前は豆をまくのは一家の主や年男・年女、厄年の人とされていましたが、子供たちにとってもイベント性のある楽しい行事なので、現代では家族みんなで豆をまくのがほとんどなのではないでしょうか。

まく豆は炒った大豆がよいとされ、これを福豆と呼びます。
「魔物の目を射る」=「魔目を射る」=「豆を炒る」に通ずるからだそうです。
ちなみに雪国や落花生の産地では、落花生をまく風習もあるそうですよ。

豆をまいて邪気を追い払い、春に向けて気持ちを新たにしたいものですね。
しばらく豆まきをしていなかった方も、童心に返って豆まきを行ってみてはいかがでしょうか。