12/7からは、二十四節気*「大雪」です。

「大雪」…本格的に冬が到来します。山岳部・山間部だけでなく、平野にも雪がさかんに降ります。新しい年の準備もこの時期から行われます。

動物たちが冬ごもり・冬眠を始めるのはこの頃と言われています。
人間の体にはない仕組み「冬眠」…とても不思議で興味深い現象です。

地球上の哺乳類はおおむね4300~4600種ほどと言われていますが、冬眠する哺乳類はそのうちで183種類と圧倒的マイノリティなんだそうです。

秋の間にたくさん餌を食べ、体脂肪としてカロリーを蓄えておき、比較的暖かい穴の中などでじっとしていることで代謝を下げ、消費カロリーを最小限に抑えて冬を越す…という工夫なんだとか。
冬の間は餌に恵まれないので、このような過ごし方をするんだそうです。
(そういえば動物園のクマやリスなんかは冬眠しませんものね…餌の心配がないからなんですね。)

動物たちが冬を迎える準備を行う頃、我々人間も新年を迎えるための準備期間に入ることになります。

そもそもお正月とは、幸福をもたらす年神様をお迎えする行事。
年神様を気持ちよくお迎えしくつろいでいただくために、家の中を綺麗に掃除し門松やしめ飾りで家を飾り付ける、という訳です。

まだ新年まで時間もありますので、少しずつお掃除や準備を進めてみてはいかがでしょうか。

*…二十四節気とは?
二十四節気とは季節を表すために用いる言葉です。
旧暦で時間が進んでいた時代、旧暦は年ごとに季節と月日がずれてしまうことがあり、農作業など季節を把握しながら進める作業には適さない場面もありました。
そこで太陽の動きをもとに1年を24等分した二十四節気が中国で生まれ、日本でも取り入れられたのが始まりと言われています。