いよいよ年の瀬という感じです。
クリスマスも近いですね♪

来たる12/21は、二十四節気*「冬至」です。

「冬至」…一年で太陽が最も低くなり、昼の時間が一番短い日。古代では一年の始まりだったと言われています。

冬至の日に柚子湯に入ったことがある方も多いと思います。
柚子湯に入ると病気をせずに元気に冬を乗り越えられるとされていますね。
「冬至=湯治(とうじ)」にかけて、柚子の香りで邪気を払い、心身を清めるという意味があるそうです。

また、柚子湯につかりながら「一陽来復(いちようらいふく)」と唱えるとよいとされています。

そもそも一陽来復とは冬至を指す言葉でもありますが、もともとは中国の「易経」に出てくる言葉です。
昔は、冬が近づくにつれて日が短くなるのは太陽の力が弱まるからだと考えられていました。冬至を過ぎると逆に太陽の力が甦っていくので、冬至は「太陽が生まれ変わる日」と言われていました。

そのため、新しい年が来るという意味の他に「よくない事の続いた後にいい事がめぐって来ること」という意味も込められています。
今年は本当に皆様にとって大変な一年でしたが、これから強まってくる太陽のパワーにあやかって、心穏やかに過ごしていきたいものです。

*…二十四節気とは?
二十四節気とは季節を表すために用いる言葉です。
旧暦で時間が進んでいた時代、旧暦は年ごとに季節と月日がずれてしまうことがあり、農作業など季節を把握しながら進める作業には適さない場面もありました。
そこで太陽の動きをもとに1年を24等分した二十四節気が中国で生まれ、日本でも取り入れられたのが始まりと言われています。