お歳暮の季節がやってきました。

現在ではやり取りされる機会も減ってきたお歳暮ですが、年の瀬に一年間お世話になった方に、感謝の気持ちを込めて贈り物をする習わしですね。

そもそもお歳暮とは「年(歳)の暮」のことを差し、年末に先祖の霊への供物を親族や近所の人に配ったことが現在の「お歳暮」の原型なんだとか。
「歳暮」は12月の季語もなっています。

お歳暮は新年を迎えるにあたって必要なものを送ることも多いですが、せっけんや洗剤等生活必需品を送ることもあります。

誰に贈るべきという決まりは特にありません。
「今後もお付き合いがあるか」が贈る相手を選ぶポイントと言われています。
というのも、お歳暮は一般的には一度贈った相手には毎年贈るもの。
一度贈るとちょっと辞めにくいんですよね。

ただ、今年はこのコロナ禍でお世話になった方々に直接ご挨拶できる機会にも恵まれない方も多いのではないでしょうか。
元々は直接会ってお渡しするものでしたが、現在は様々な百貨店やオンラインショップでギフト対応・配送をしてくれます。

この機会に、無理のない範囲で「お歳暮文化」を取り入れてみてはいかがでしょうか?