12月に入り、街はすっかりクリスマス気分ですね。

サロンのある表参道のイルミネーションも
冬の冷たく澄んだ空気でよりきれいに見えるようです。

クリスマスのテーブルコーディネートをご紹介しましょう。

クリスマスというとグリーンと赤でまとめることが
多いですが、今回はシルバーとブラック、そして市松文様を
イメージした落ち着いた上品なクリスマスをお届けします。

メインの色を2色に抑え、ワンポイントで赤、
そしてガラスの器やグラスを使うことで
シックな中にも心浮きたつコーディネートにいたしました。

 

 

今回はテーブルクロスも2色使いです。
テーブルは様々な材質や色のものがありますが
クロスがかかると一瞬で色を変えることができますので
様々なカラーをそろえておくことをおすすめします。

一枚目はグレー、その上に黒のクロスを重ねます。

黒のクロスは何色でも合いますので
とても使い勝手がいいものです。

グレーのクロスだけを使ってシルバーの器を置いても
明るくてカジュアル、かつシックな感じを演出できます。

クロスを2枚重ねる時には、
きちんとそろえることに気を配っていただきたいと思います。
少々のずれと思っても5cmぐらいは曲がってしまっていますので
注意してくださいね。

クロスの折しわはマナー違反ではありません。
気になるときには霧吹きをかけて
アイロン、または手で伸ばすだけでも大丈夫です。

今回のテーマには「市松模様」を取り入れています。
直線の組み合わせがきれいな模様ですので、
食器を置くときにも縦のライン、横のラインが
「まっすぐ」であることを
よく意識してセッティングしましょう。

基本的なことですが、「食器を置く」ことがセッティングです。
コーディネートは「今日の内容を考える」ということです。
この違いを意識していただければと思います。

さて、「市松模様」は来年の東京オリンピックのエンブレムにも
使用されている、日本の美しいデザインですね。
この食卓につくときに、会話を弾ませるようなヒントを考えておくのも
コーディネートの一つになりますね。

シルバーのお皿の上には黒いガラスの器をのせます。
この器は黒いお皿の上にのせてもステキですが、
白っぽいお皿の上にのせるととても映えてきれいです。
前菜やサラダなどを入れたり、夏は茶そばを一口ほど入れて
お出しするのもとてもいいですね。

お箸のほかにフォークもセッティングします。
銀箔を使ったお皿ですので、銀色のカトラリーより
黒い漆のものを置くと、より映えて見えます。

このようにデザートをのせてもいいですね。
この時もロールケーキの色は白にして、
赤い紅葉をポイントにしています。

コーディネートのコツは思ったよりも簡単で
「映える方へ」と考えていくと
ステキになってきますよ。
色だけでなくカトラリーを置く方向もこだわってみましょう。
徹底的にこだわることで、モダンになっていきます。

市松模様を意識して、四角い重箱を使います。
重箱に入れることによって、蓋を開けたときの
驚きが演出できるとともに、お料理が乾かないという
利点もあります。

重箱は高さがありますので、今日はテーブルの端寄りに
置きました。

キャンドルもセッティングしてありますが、
テーブルの真ん中に背の高いものを置くと
向かい合わせに座った方との会話が途切れてしまいます。

高さとしては、テーブルにひじをつき、こぶしを握ったぐらいが
トップの位置になります。
お花を置く場合もその位の高さにとどめましょう。

キャンドルを重箱のない方の端よりにセットしますと、
それより向こう側の空間が活かせなくなりがちですので
気をつけましょう。

真ん中にはクリアの長方形の花器を使って
枝ものや、シルバーの松ぼっくりなどの実を飾っています。
きっちりと挿すよりは、自然な状態を意識して配置すると
いいですね。
このクリアの花器はオリジナルです。
新緑のコーディネートの際にも
使用しましたが、とても使い勝手がよく
いろいろなアイデアを形にすることができます。

重箱を広げる際には、花器ごと別の場所に移して
テーブルの中央を空けるとよいですね。

2色使いのシックなコーディネートの差し色として
とても効いているのが深紅のバラをかたどったナプキンです。
ちょっと手を加えるだけで、とても華やぎますね。

 

このナプキンの折り方は光田愛公式LINEアカウントに
ご登録いただいた方には動画でご紹介しております。
ぜひご登録いただきたく思います。
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今回は上品なクリスマスのコーディネートをお届けしました。
大切な方とのステキな時間をお過ごしくださいね。

Happy Christmas!

 

*今回のコーディネートで使用した器の一部は
光田愛オンラインショップで販売しております。