今年も早いもので残り3日となりました。
皆様も新年を迎える準備で忙しくされていることと思います。

ご存知の通り、明後日12/31は大晦日です。

大晦日は最も重要な節目の日のため、様々な習わしがあります。
年越し蕎麦もその一つです。
鎌倉時代に博多にあるお寺が年を越せない程貧しい人々にそば粉で作った「そば餅」という餅をふるまったのが起源だとか、江戸の町人が忙しい月末にそばを食べていた名残だとか、色々な説があるようです。
蕎麦のように細く長く…と延命・長寿を願ったものであるとされています。
実は添えられるネギも、疲れをねぎらう意の「労(ね)ぐ」、祈るという意の「祈(ね)ぐ」などの言葉にかけ、新年の幸せを祈り添えらえています。

神社では、「大祓(年越しの祓)」が行われます。
6月末に行われる「夏越の祓」から半年が過ぎ、年の後半の罪や穢れを払うための行事です。
形代を焼いたり、茅の輪をくぐったりします。

先日の投稿 でもお話ししました通り、お正月というのは「幸福をもたらす年神様をお迎えする行事」です。
そのために年末は大掃除をしたり、門松やしめ飾りで家を飾り付ける、ということを行います。
皆様は神様をお迎えする準備は出来ましたか?
忙しくて家の全てを掃除できなかったり正月飾りを用意できなかったりしても、無理のない範囲で掃除等しておくと、気持ちよく新年を迎えられるでしょう。

今年はすべての人にとって受難の年になったのではないでしょうか。
辛く苦しく、耐え忍ぶことが続いた年。悲しいニュースも沢山ありました。
個人的には、ここまで何とかやってきて無事に年が越せそうであることに、感謝の気持ちでいっぱいです。
日々の「当たり前」がとても尊いものであることを胸にしっかり刻み、来年も応援してくださる方々・支えてくださる方々と共に手を取りあって前へ進んで参りたいと思います。

今年も1年間、陶花をお引き立ていただき本当にありがとうございました。
よいお年をお迎えください。